【取材記事】名物女将がいる積丹の「鱗晃」で海の恵みをたっぷり味わう
- 2021-09-29
- 積丹町
- 取材記事
「お食事処 鱗晃(りんこう)」は、積丹生まれ積丹育ちの女将が作る真心の込もった手料理が味わえる積丹の人気店です。いくら、蒸しうになどがのる贅沢な海鮮丼をはじめ、夏には積丹の生うにを味わうことができ、海の幸がふんだんに入った鍋や副菜につく料理もすべて手作りされています。
リピーターも多いお店の人気を支えているのは、味はもちろんのこと、きさくな女将の人柄です。「なんでも聞いて」と笑顔で迎えてくれた女将から、積丹の魅力や食材のお話を聞いてきました。
リピーターも多いお店の人気を支えているのは、味はもちろんのこと、きさくな女将の人柄です。「なんでも聞いて」と笑顔で迎えてくれた女将から、積丹の魅力や食材のお話を聞いてきました。
積丹に店を構えて40年以上。女将の人柄とうに料理が人気の店
「積丹ブルー」と謳われる青く透き通る海が美しい島武意海岸(しまむいかいがん)。その海岸へと続くトンネルのすぐそばに建つのが「お食事処 鱗晃」です。
鱗晃で味わうことができるのは、浜で買い付けたり、地元漁師さんから購入した積丹の海の恵みで作る女将の愛情あふれる手料理です。積丹産うにや北海道産いくらを使用する海鮮丼、脂ののったほっけの焼き魚などの定食、鱗晃オリジナルのうにラーメンなど、メニューも豊富に揃います。
歴史を今に伝える女将との会話が積丹の思い出に
鱗晃の女将は、積丹の美しい海とともに、この地を訪れる人たちを迎え入れてきました。積丹のありとあらゆることに精通し、積丹や島武意海岸の歴史をお客さんに伝え続けています。
島武意海岸はかつてニシン漁に沸いた地で、お店の目の前にある島武意海岸トンネルはニシン漁全盛時代にニシンを運ぶため手掘りで掘り抜かれた隧道です。湾の形状により風がなく、ニシン漁のための寝泊りには大層適していたという海岸には、ニシン番屋の石垣が残っています。
島武意海岸からニシンは去っても、景勝の地を訪ねる人の足が絶えることはありませんでした。加えて、北海道唯一の海中国定公園に指定される透明度の高い海で育った極上のうにが食べられると、積丹の人気と知名度は今も上がり続けています。
島武意海岸はかつてニシン漁に沸いた地で、お店の目の前にある島武意海岸トンネルはニシン漁全盛時代にニシンを運ぶため手掘りで掘り抜かれた隧道です。湾の形状により風がなく、ニシン漁のための寝泊りには大層適していたという海岸には、ニシン番屋の石垣が残っています。
島武意海岸からニシンは去っても、景勝の地を訪ねる人の足が絶えることはありませんでした。加えて、北海道唯一の海中国定公園に指定される透明度の高い海で育った極上のうにが食べられると、積丹の人気と知名度は今も上がり続けています。
積丹の歴史を紡いできた昔の人たちの話を風化させないためにお客さんに話をしているという女将。話を聞いてから島武意海岸へ向かうと、きれいな景色がまた一段と特別なものに思えてきます。
「積丹はいいところ。だからこそ、お客さんに満足して帰ってもらって、また来てもらいたい」、女将のそんな言葉と、食事をする人へと向ける眼差しは、優しさにあふれています。
「積丹はいいところ。だからこそ、お客さんに満足して帰ってもらって、また来てもらいたい」、女将のそんな言葉と、食事をする人へと向ける眼差しは、優しさにあふれています。
【札幌発着バスツアー|7〜8月】積丹 鱗晃で食す旬の生うに丼&浜鍋と甘み抜群の仁木さくらんぼ食べ放題日帰りバスツアー
夏の日帰りバスツアーで人気No.1、積丹鱗晃(りんこう)のウニ丼&浜鍋と仁木さくらんぼの食べ放題コース!
さくらんぼは100gのお土産付きです!
・期間:2023年7月15日〜8月6日期間中の火曜日を除く毎日出発
・料金;おとな10,800円 こども10,300円
・期間:2023年7月15日〜8月6日期間中の火曜日を除く毎日出発
・料金;おとな10,800円 こども10,300円
惜しみない手間を加え、素材の美味しさをより引き出す
積丹のうにの漁期になると、この季節を待っていましたと町中、どこのお店にも等しく生うにを求める行列ができるのは北海道の夏の風物詩でもあります。
甘みが強いと絶賛される積丹のうにを生で食べられるのはうにの漁期である6月から8月の3ヶ月間のみで、ではそれ以外の時期には積丹のうには食べられないのかと言うとそうではなく、鱗晃では蒸しうにを提供しています。
甘みが増し、より濃厚な味わいとなる特製の蒸しうには、生うにこそ至上と思いがちな感覚を見事にひっくり返してくれるものです。
丁寧に作られた副菜はお漬物も含めてすべて自家製、旬の具材の旨味がたっぷり溶け込んだ浜なべは個別のお鍋で熱々が楽しめるようになっています。
甘みが強いと絶賛される積丹のうにを生で食べられるのはうにの漁期である6月から8月の3ヶ月間のみで、ではそれ以外の時期には積丹のうには食べられないのかと言うとそうではなく、鱗晃では蒸しうにを提供しています。
甘みが増し、より濃厚な味わいとなる特製の蒸しうには、生うにこそ至上と思いがちな感覚を見事にひっくり返してくれるものです。
丁寧に作られた副菜はお漬物も含めてすべて自家製、旬の具材の旨味がたっぷり溶け込んだ浜なべは個別のお鍋で熱々が楽しめるようになっています。
素材への知識と経験から作り出される親しみが湧く味わい
道産のものしか使わないといういくらは、特製ダレで味付け、あわびの磯の香りによく合います。うには蒸しうにならではのふっくらやわらかな食感、その中に確かな粒立ちが感じられます。
そんな積丹の海の幸がたっぷりのるのは、蘭越(らんこし)産の「ななつぼし」です。粘り、白度、艶があり、噛むほどに甘みを感じる道産米で、「やわらかいお米は丼には合わない、丼で食べやすいのはななつぼし」だという女将のいちおしです。
そんな積丹の海の幸がたっぷりのるのは、蘭越(らんこし)産の「ななつぼし」です。粘り、白度、艶があり、噛むほどに甘みを感じる道産米で、「やわらかいお米は丼には合わない、丼で食べやすいのはななつぼし」だという女将のいちおしです。
地元の人たちもよく食べているというほっけは焼き魚で提供されます。家庭では目の前の浜で揚った新鮮なほっけを開き干しにするほかに、煮付けたりフライにしたものが食卓に上がるそうです。
女将のほっけの塩焼きは円やかな塩味、ほっくりとした身とパリパリの皮、硬い骨以外すべて美味しく食べられます。脂ののったほっけ焼きはほっけそのものの旨味を強く感じさせてくれます。
女将のほっけの塩焼きは円やかな塩味、ほっくりとした身とパリパリの皮、硬い骨以外すべて美味しく食べられます。脂ののったほっけ焼きはほっけそのものの旨味を強く感じさせてくれます。
好きな場所だからこそ、未来へ繋ぎ、遺す。女将の想い
いかがでしたでしょうか?絶景の島武意海岸のすぐそばには、積丹を見守り続けてきた名物女将のいる食堂がありました。
女将は「昔の人たちのためにも、積丹のことを伝えていく」と言います。過去を敬い未来へ繋げる、女将の積丹への深い愛慕の情が、誰が見ても美しいと感じる積丹の青い海を守ってきたのではないかと思わずにはいられません。
積丹へ訪れた際には積丹の幸を堪能しに鱗晃へ、そしてぜひ女将の話に耳を傾けてみてください。
女将は「昔の人たちのためにも、積丹のことを伝えていく」と言います。過去を敬い未来へ繋げる、女将の積丹への深い愛慕の情が、誰が見ても美しいと感じる積丹の青い海を守ってきたのではないかと思わずにはいられません。
積丹へ訪れた際には積丹の幸を堪能しに鱗晃へ、そしてぜひ女将の話に耳を傾けてみてください。
お食事処 鱗晃
所在地:北海道積丹町入舸町沢209−9
電話番号:0135-45-6651
営業期間:4月~11月中旬
営業時間:6~8月7:00~18:00(4〜6月、9〜11月9:00〜17:00)
※早めの時間に閉店する場合あり
休業日:営業期間中は無休
アクセス:小樽から車で約1時間45分
電話番号:0135-45-6651
営業期間:4月~11月中旬
営業時間:6~8月7:00~18:00(4〜6月、9〜11月9:00〜17:00)
※早めの時間に閉店する場合あり
休業日:営業期間中は無休
アクセス:小樽から車で約1時間45分
〜鱗晃の食事を楽しむツアー〜
・鱗晃の食事を楽しむツアーはこちらから
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