素材・料理・景色。
本物の北海道のおいしさを伝えるコープならではの食のたび。

【取材記事】「いわない髙島旅館」には、最上の海鮮料理とお客さん第一の思いがあふれていました。

北海道の後志地方にある港町・岩内町に、多くの人が訪れ予約の取りにくい料理旅館「いわない髙島旅館」があります。

人気の理由は、前浜(※)で獲れた豪華な海の幸が並ぶ会席料理。天然の蝦夷あわび2個や、活造りの平目といった贅沢な内容です。他の献立も、すべて海の幸が主役ということにも驚きです。
素材の本来の味を楽しんでほしいという髙島旅館の四代目当主・髙島将人さん。
素材や料理のお話、お客さんに対する思いなどを伺ってきました。

お客さんと地域がよろこぶことに全力を注ぐ四代目

髙島旅館は、今から90年ほど前に島牧村で創業し、その後、縁があって岩内でも旅館経営をはじめたそうです。今は岩内の旅館のみを経営をしています。

その理由は、髙島さんのお客さん第一優先のスタイルにあります。
「髙島旅館なのだから、髙島が現場にいて直接話すことで、お客さんに料理の良さや地域の良さを知ってもらいたい」という髙島さん。お客さんの出迎えや料理の説明も当主自らが行なっているのだそうです。

「お客さんにいかに気持ちよく過ごしてもらうか、ということを常に考えている」と言います。そのことが押し付けがましくなく、気さくに当たり前のこととして話をされていることがとても印象的でした。この自然体のおもてなしの心が、多くのお客さんに愛される理由のひとつなのだと思います。
また、髙島さんは旅館そのもののファンを増やすことだけではなく、旅館の外に出てもらい、岩内や周辺地域の魅力をより多くの人に知ってほしいと言います。
髙島さんの発案で、地元と連携してイベントを行なったり、新しい商品を開発しているのだそうです。

地域の魅力を多くの人に知ってもらうことで、地域の皆さんにも恩恵が生まれる。そしてその活気が、地域全体や旅館に好循環を生んでいくのだろうと思います。
この四代目の広い視野と創造力、行動力はどこから生まれたのでしょうか。

「旅館経営をする前に修行に行った有馬温泉でお世話になった方が、地域に愛情を持ち、観光に対する思いが深い方で、地域を盛り上げる方法を学ばせてもらいました」。
今後どのようなことを四代目が仕掛けてくれるのか、髙島旅館のこれからがとても楽しみです。

鮮度にこだわり、その日の魚介を生きたまま仕入れる

旅館の代名詞ともいえる贅沢な海の幸にはどのようなこだわりを持っているのでしょうか。お話は、四代目の弟さんである髙島瑛人さんに伺いました。
食材の仕入れを担当しているという髙島瑛人さん。本州や海外での料理人経験を経て、四代目が当主になった時から二人三脚で旅館を運営をされています。
髙島旅館といえば、蝦夷(えぞ)あわびと活き造りの平目が人気です。
岩内産で天然物。その日の朝に生きたまま仕入れ、新鮮な状態でお客さまに出しています。

蝦夷あわびは、本州の黒あわびに比べるとやや小ぶり。その分、身が引き締まっており旨みが凝縮されています。岩内の漁期ではない時は、北海道各地から仕入れをしているそうです。通年で天然物の蝦夷あわびは味わえるのはとても魅力的です。
岩内の前浜で獲れたという平目の活造り。身が透明で少し黄色味ががかっているのが新鮮な証拠なのだそうです。平目の下に敷いている飾りが透けて見えるほど新鮮なことがわかります。写真の舟盛りで2〜3人前ほど。今はお客さんに出す時は小皿に盛り付けて提供されています。

最低限の味付けで素材そのものを楽しんでもらいたい

髙島旅館でだしているお料理は、素材を素直にそのまま味わってほしいという思いから、味付けに砂糖や油を使わずに、シンプルな調理方法でだされています。刺身、焼き、茹でなど、魚介の味がダイレクトに伝わるものばかりです。

料理人は、先代のころから板前として働いている藤田さん。
岩内の食材を知り尽くしていることから、四代目当主、弟の髙島瑛人さんもとても信頼を置いているそうです。
この日は、平目をおろすところを撮影させてもらいました。
生きた状態でおろしていますが、神経をはずして切っているので、平目が痛みを感じることはないそうです。熟練の職人さんならではの高度な技。丁寧で手際の良い包丁さばきがとてもきれいでした。

一品一品の料理の主役は海の幸

今回取材させてもらったのは人気の特選プランです。
蝦夷あわび2個や平目の活造りのほか、エビ、ホタテ、ホッキの刺身に、茹で毛蟹、デザートにはメロンなど、11点もの料理がつきます。
料理はどれも贅沢な内容ですが、その中で特に印象的だったのが「もんけの塩焼き」です。
もんけは「ハツメ」とも呼ばれるメバルの仲間で、北海道の市場に出まわることはほとんどないお魚です。本州に出荷され、お頭つきの焼き物として使われることが多いのだとか。岩内でも知っている人はあまりいないそうです。
味は淡白で食べやすい白身魚。小ぶりでしたが、お腹の身がふっくらとしており想像以上に食べ応えがありました。

2つの食べ方で蝦夷あわびの食感の違いを楽しむ

「特選プラン」につく2個の蝦夷あわびは、それぞれ食べ方が違っており、ひとつはお刺身で。もうひとつは焼き物として味わうことができます。

あわびのお刺身といえば、カットされた状態で出てくることが多いですが、髙島旅館では、天然の蝦夷あわびが切られずに丸ごと一個出てきます。
生は弾力がよくコリコリとした歯応えを感じることができるのが魅力です。噛み切るのに多少苦戦しますが、丸ごとかぶりつくのは何とも贅沢で楽しいひととき。口に含むと磯の香りが広がります。
もうひとつは焼き物。まだ動いているあわびを炭火で踊り焼きにして味わいます。
食事の前には四代目当主が、あわびの焼き方について教えてくれました。写真の下にある串を刺して、すっと入れば食べごろだそうです。
生とは違って、焼くと身が柔らかくなり、あわびそのものの旨みを感じることができます。
蝦夷あわびの他に、島牧村の畑中農園の肉厚なシイタケと、青つぶもつきます。2種類のあわびの食べ比べをするだけでも髙島旅館に行く価値は十分にあると思います。
平目の活け造りは、氷で冷やされてるので身が引き締まっており、若干の歯ごたえがあります。あっさりとした上品な味わいで、いくらでも食べ続けられそうなおいしさでした。

一度行ったらまた行きたくなる、癖になる心地良さ

宿で働くスタッフの皆さんも若い方が多く、楽しくお客さんと接する当主を見ているためか、スタッフの皆さんもとても楽しくお仕事をされているそうです。
「でも、ずっとここにいて欲しくない。外に出て違う場所の空気を肌で感じてほしい。そして下の世代の人たちも、岩内かもしくは違う場所で何かをやってほしい」と髙島さんは言います。
有馬温泉で修行をし、お客さんや地域のことを考えて、新しい取り組みをしている当主ならではの優しくも厳しい考え方。このような当主の考え方が広がり、継承されていくのはとても頼もしく楽しみでもありますね。

四代目当主・髙島さんの「お客さんに喜んで帰ってほしい」という温もりのある考え方が、髙島旅館の料理やサービスなど随所に散りばめられています。一度行ったらまた行きたくなる、そんな素敵な旅館です。ぜひその心地よさを直に感じてみてはいかがでしょうか。
いわない髙島旅館
所在地:北海道岩内町野束505
電話番号:0135-61-2222
営業時間:IN15:00/OUT10:00(ランチのみの利用は11:30〜14:30、要予約)
休業日:無休
アクセス:小樽から車で約1時間30分

※「前浜」とは、目の前に広がる海=周辺一帯の海のことを指します。

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