北海道のおいしい素材｜北海道のメロンの魅力とは？　種類や旬の時期を教えます

2022-12-07
全道
食材

夏の味覚として人気の高い北海道メロン。とろけるような甘い果肉の口当たりと豊かな香りで多くの人を魅了し続けています。道内のさまざまなエリアで栽培されている北海道メロンの魅力や旬の時期などをご紹介します。

＜もくじ＞

１北海道のメロンの種類と主な産地

２富良野メロンとは

３　北海道のメロンのシーズン

４　北海道のメロンの相場

５　北海道のメロンの美味しい食べ方

１　北海道のメロンの種類と主な産地

メロンの産地としても知られる北海道。国内では生産量3位(2020年産）を誇っています。北海道のメロンは、口の中でとろける食感と芳醇な香り、ジューシーで濃厚な甘みが人気です。赤肉メロンの他に、青肉メロンなども生産しています。

北海道でメロンといえば「夕張メロン」が有名ですが、道内のさまざまな地域で栽培されています。

主なブランド名と産地は以下のとおりです。

・「夕張メロン」：夕張市
・「富良野メロン」：富良野エリア
・「らいでんメロン」：岩内郡共和町
・「ようていメロン」：羊蹄地区
・「月形メロン」：樺戸（かばと）郡月形町
・「三笠メロン」：三笠市
・「帯広メロン」：十勝エリア
・「暑寒（しょかん）メロン」：雨竜（うりゅう）郡雨竜町

なかでも、1日の寒暖差が激しい富良野エリアはメロン栽培に適した地域として知られ、糖度の高い美味しいメロンを育てています。

２　富良野メロンとは

周囲を山に囲まれた富良野エリアで栽培されている「富良野メロン」。赤肉と青肉の2種類が出荷されており、赤肉系の品種は、「ルピアレッド」や「レノン」、「ティアラ」などがあります。青肉系は生産量が少なく希少な品種と言われ、「キングメルティ」や「天恵」などが有名です。

とりわけ赤肉系のメロンは糖度15度前後と甘みが強く、果肉がしっかりしており、日持ちします。出荷時期は5月中旬から10月上旬までのため、長い期間、楽しむことができるのも魅力です。

メロンの上にソフトクリームを乗せた「サンタのヒゲ」も富良野で人気のスイーツとして親しまれています。

３　北海道のメロンのシーズン

北海道のメロンの旬の時期は、夏です。「夕張メロン」の初セリは例年5月下旬に札幌市中央卸売市場で行われ、6月から8月まで店頭に並びます。前述した「富良野メロン」や「らいでんメロン」などは10月頃まで楽しむことができます。

ブランドや品種によって旬の時期は異なりますが、6月中旬から8月下旬は、さまざまな種類の北海道産のメロンが市場に出回る時期といえます。初夏から秋にかけて複数の品種の食べ比べもおすすめです。

４　北海道のメロンの相場

メロンは、「特秀」「秀」「優」「良」とランク分けされ、等級によって値段も変わります。贈答用になると高額になる傾向はありますが、北海道のお店では、比較的手の届きやすい価格帯で売られています。

出荷時期やブランド、品種などによって価格変動しますが、1玉1,000円から2,000円前後で「夕張メロン」「富良野メロン」や「ようていメロン」などが購入可能です。スーパーによっては6月中旬から8月下旬頃まで北海道産のメロンが店頭に並び、小ぶりのメロンは1玉1,000円以下で販売されていることもあります。
観光でお越しの際も、ぜひスーパーで価格をチェックすることをおすすめいたします！

５　北海道のメロンの美味しい食べ方

βカロテンやカリウム、ビタミンCなどが豊富なメロン。メロンは追熟して食べるのが一般的です。追熟期間は収穫後3日〜7日といわれていますが、個体差もあります。食べ頃はどのように見極めたら良いのでしょうか。

収穫時はヘタ（つる）がピンとしっかり立っていますが、追熟が進むとヘタがしおれてきます。ヘタが細くしおれて先端が枯れてきたら食べ頃です。

ヘタがない場合は、メロン下部を押して弾力が出てきたら成熟しているサインです。

メロンの種類によって追熟しても玉の色は変わらず香りもしてこないため、ヘタの状態や底の硬さを目安にしてみてください。

成熟するまで常温で保存しますが、食べ頃になったメロンは、召し上がる数時間前に冷蔵庫に冷やしておくと、より一層美味しくいただけるでしょう。

昼と夜の寒暖差が大きい北海道ならではの気候が育む甘みの強いメロン。北海道の豊かな自然環境で作られた極上のメロンをぜひ味わってみてくださいね。